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注文住宅が建つまでの全工程 21ステップを解説します

注文住宅の全工程
  • 注文住宅を建てるまで、どんな事が必要?
  • 注文住宅を建てる工程が知りたい。

家を建てる時に、どんな工程があるかわからないという方も多いのではないでしょうか。

注文住宅を建てる時、何がどんな順番で必要か把握をしておくことが大切です。

全体の流れを把握しておくことで、今後の段取りや資料集め、打ち合わせを行う前の準備がスムーズに行えます。

この記事では、注文住宅を建てる流れを以下の順で解説していきます。

  1. 注文住宅が建つまでの全工程
  2. 準備期間
  3. 契約や打ち合わせ
  4. 着工から引き渡し
目次

注文住宅が建つまでの全行程

注文住宅のプラン作成

家づくりの全工程をリスト形式で解説していきます。

全体を見ると長いですが、焦らずゆっくり1ステップずつ進めましょう。

STEP
家のイメージ作り

家のイメージ作りをするために情報収集をしていきます。

  1. インターネットで資料請求
  2. モデルハウス見学や相談会
  3. 雑誌
  4. 家を建てた人に話を聞く

インターネットや情報誌、モデルハウスなど住宅情報の集め方はたくさんあります。

複数の場所から情報を集め、家づくりの知識を身につけましょう。

モデルハウス見学をすることで、より具体的に暮らしのイメージを持つことができます。

実際に見て、触って、どんな暮らしがしたいかを明確にしていきましょう。

暮らしや家の希望は、ノートなどにしっかり書いておきます。見直しや調整に活用できます。

STEP
資金計画を立てる

家を建てる資金は住宅ローンで借り入れするのが一般的です。

どのぐらい借り入れができるかは金融機関確認をすると回答が得られますが、「返済ができる金額」を元に資金計画を立てる事が重要です。

「借りられる金額」で計画をたてないように気を付けましょう。

STEP
依頼する会社を探す

注文住宅を依頼する会社は大きく分けて3つ。

  • ハウスメーカー
  • 工務店
  • 設計事務所

ハウスメーカーと工務店と設計事務所は違いがあります。

それぞれ特徴があるので、建てたい家に合った会社をさがします。

この段階で1社に絞り込む必要はありません。

3社以上候補をあげておきましょう。

STEP
土地探し

土地を探す必要がある方は、不動産会社や住宅会社に相談しながら探す方法が一般的です。

家を建てる住宅会社が決まっているのであれば、土地についても相談してみてください。住宅会社によって仲介手数料が安くなる事があります。

土地選びの優先順位を決めておくと、不動産会社も土地提案がしやすくなります。

家を建てるための条件も確認をしながら土地を探します。

  • 建築条件
  • 用途や地域
  • 建ぺい率、容積率
  • 斜線制限
  • 防火地域

土地探しは実際に足を運んで確認することが大切です。

実際に土地や周辺をみることで、交通の便や周辺環境、希望の暮らしができるかイメージしやすくなります。

必ず昼と夜も見に行きましょう。

駅までの距離、周りがうるさくないか、街灯の多さ、周辺環境の確認を行います。

電柱の位置も確認しておいてください。

電柱の位置が悪く、家を建てた後にインターネットの光ケーブルが引き込めないと言ったトラブルが発生した例もあります。

STEP
土地の購入

希望の土地が見つかったら購入します。

土地の売買契約を結ぶとき、手付金を支払います。手付金は土地代の5%~20%が一般的な金額です。

土地代以外に、土地の所有権移転登記費用が必要です。

STEP
依頼する会社を決める

注文住宅で失敗しない見積もりの取り方は、複数の住宅会社に相見積もりを取ることです。

1社だけに見積もり依頼をすると、他社との比較ができないため大きな損をしてしまうことがあります。

必ず3社から概算見積もりとラフ設計(ラフプラン)を出してもらいます。

それぞれの見積もりを確認すると、相場観がつかめてきます。

再見積もりをするときに有料見積もりになることがあるので、曖昧な見積もりを取らないように、予算やどんな暮らしがしたいかをハッキリと伝えましょう。

概算見積もりとラフプランが出そろったら各社と打ち合わせを行い、理想の家が建てられると思った住宅会社を選びます。

他の会社に対しては、素直に他社で決まった事とお礼を伝えて終わりましょう。

STEP
敷地調査

敷地の測量、給水、排水、電気の引き込みなどの調査を行います。

敷地には建築基準法や都市計画法による規制があります。

敷地、地盤調査の情報が無ければ本プランの設計に入る事ができないので、必ず調査を行います。

STEP
本プランと本見積もりの作成

ラフ設計や概算見積もり、希望の暮らしを元に、本プランと本見積もりを作成してもらいます。はじめて図面を見た時は、何が書いてるかわからない事が多いですが、不明点があれば細かく確認をしましょう。

部屋の形、収納スペース、コンセントの数や位置など、納得いくまで打ち合わせをします。

設計が進んだ段階で大幅な変更を依頼すると、変更料がかかることがあるので注意してください。

本見積もりでは、予算オーバーしていないか確認をしましょう。

予算オーバーしている場合、予算内に収めるにはどういう方法があるか住宅会社へ確認してください。

気を付けてる点として、カーテンレールや照明器具が見積もりに入っているかどうか。

設計時点でカーテンレールや照明機器が決まる事は少ない為、見積もりに入っていない事が多いです。

STEP
住宅ローンの申し込み

見積もりが決定したら、金融機関に書類を提出して住宅ローンの申し込みをします。

住宅ローンを組む時に必要な諸経費、設計料、建築工事費など、先に支払いが必要な物もあるので、事前に確認をしておきましょう。

STEP
本契約、建築確認申請

住宅会社と本契約を結びます。

建築の仕様が建築基準法を守っているか確認するため、「建築確認申請」を検査機関に提出します。

申請者は建築主ですが、一般的に住宅会社が代理人となって申請を行います。

STEP
地盤調査

地盤の耐久性を調査します。

家の大きさや工法によって必要な地盤の硬さが変わります。

地盤が弱かったり、建てる家の規模に応じて地盤改良工事が必要になる事があります。

STEP
最終の図面確認

着工前に最終の図面確認を行います。

一般的に施主と営業、設計、デザイナーが一緒に確認を行います。

最終図面で合意が取れたら着工します。

STEP
地縄張り・地鎮祭

地縄張りは着工前に家の形に縄を張り、依頼主と住宅会社が確認をする工程です。

地鎮祭は工事が無事に終わるように、神主を招いて安全祈願をする儀式です。

地縄張りと地鎮祭は同時に行われる事が多いです。

地域によって習慣が違うので、施工業者にも確認をしておきましょう。

STEP
基礎工事

家の土台になる基礎を作る工事です。

建物が建ってしまうと基礎の部分は見えなくなってしまいます。

工事がはじまったら、定期的に現場に向かい確認をしましょう。

職人さんに差し入れをするなど、コミュニケーションを取る事も大切です。

工事中、気になる点や不明点は担当者に確認をしていきましょう。

STEP
上棟式

家の骨組みが完成したタイミングで、建物の安全を祈る儀式です。

最近は上棟式を行わない事が多いようです。

STEP
屋根と外壁工事

屋根の工事が完了したら、建物の安全性をチェックする中間検査をします。

中間検査に合格しないと、建築基準法により外壁工事に進めません。

住宅ローンの「フラット35」を利用する場合は、屋根工事完了後に現場審査をしてもらいます。

STEP
配管、配線工事

コンセントやスイッチ、配管の設置を行います。

それぞれの位置、数が図面通りになっているか確認をしましょう。

STEP
設備工事、内装、外装の仕上げ

キッチン、お風呂、トイレなどの設備工事と、内装、外装の塗装を行います。

ここでも、予定通りの工事が行われているか確認をしましょう。

もし、変更が必要になった場合、追加予算やスケジュールの遅れにつながります。

変更をする時は、打ち合わせ内容をメモに残しておくようにしてください。

後から言った、言わないのトラブルにならないようにしましょう。

STEP
外構工事

門扉(もんぴ)、塀、駐車場などの工事です。

住宅会社以外の業者に発注する事もできます。

外構工事は、入居した後からでも問題はありません。

予算がオーバーしてしまう場合は、入居後に時間をかけて外構工事をしていく手段も考えられます。

STEP
竣工

建築工事が完了したことを、竣工(しゅんこう)と言います。

家が完成したら、住宅会社が設計図通りにつくられているか「竣工検査」を行います。

次に施主が立ち会って確認をする施主検査(せしゅけんさ)を行います。

  • 予定通りに仕上がっているか
  • 設備に間違いが無いか。
  • キズ、汚れなどが無いか。

など、入念にチェックします。

不備があったらその場で指摘し、修理について誰が費用負担をするか明確にします。

STEP
引き渡し

新居の鍵や設備の取り扱い説明書、各種保険書、を受け取り入居します。

住所変更や近隣へのあいさつは早めに済ませておくとよいでしょう。

準備期間にやること

家族

家を建てる目的を明確にします。

注文住宅にを建てる理由がハッキリしていないと、家を建てた後に後悔してしまうこともあります。

  • 何を目的に注文住宅にするのか。
  • 建売住宅ではダメなのか。
  • 注文住宅でないといけない理由。

紙に書き出すなどしてプラン作成の資料として使えるよにしておくと良いでしょう。

次に、準備期間中に住宅情報はできるだけ多く入手します。

モデルハウスの見学やカタログの取り寄せ、住宅会社のホームページ検索、資料の一括請求サイトなどを利用し、建てる家のイメージを明確にしましょう。

この時、ハウスメーカーや工務店、設計事務所の情報も取り寄せ、それぞれの強みや特徴を比較しておくといいですね。

契約や打ち合わせ

打ち合わせ

住宅会社を決めたら、間取りや見積書、仕様書を作成してもらい契約します。

見積書の内容がわからなかったり、疑問に感じる事は全て担当者に確認をしましょう。

絶対に疑問を残しながら進めないようにしてください。

後から、イメージと違った、予算がオーバーしたなどのトラブルにならないように、その都度確認するようにします。

注文住宅で失敗しないためにも密に打ち合わせを行い、営業の方や現場監督とイメージのすり合わせを行います。

着工から建築中

地鎮祭

工事がはじまったら定期的に現場訪問をしましょう。

  • 設計図通りに作業が行われているか。
  • スケジュールに遅れがないか。
  • 現場の雰囲気は良いか。

このようなチェックをしてください。

現場を確認して気づいた点や変更があれば、営業の方や現場監督に相談をしてみてください。

タイミングによっては変更が可能かもしれません。

すぐに変更ができない場合は追加予算が必要になったり、工期が遅れる可能性があります。

引き渡し

引き渡し

建築工事が完了(竣工)すると、家の引き渡しとなります。

引き渡し前に、見積書や設計図通りに家が建てられているか最終確認をします。

壁のキズやパーツ外れなど、細かいところで修理が必要な場合があります。

全体のチェックをするようにしてください。

我が家を新築で受け取ったとき、巾木の角に付けるパーツが取れているところがありました・・・

住宅会社に連絡をしたら、すぐに家に来て直してくれたので良かったです。

引き渡しが終わって、費用を支払った後の修理には別途費用が発生することがあります。

引き渡し前に、内装や外装、設備を万遍なくチェックするようにしてください。

信頼できるハウスメーカーを探す方法

信頼できるハウスメーカー

注文住宅を依頼するにあたり、信頼できるハウスメーカーと契約することが何よりも大切です。

大手のハウスメーカーだからと言って、必ずしも満足いく家が建てられるとは限りません。

中小の工務店でも信頼できる会社は沢山あります。こういったハウスメーカーを探そうとすると、インターネットや住宅情報誌から情報を集め、それぞれに問い合わせをする必要があります。

しかし、1件1件問い合わせをしていると、とても時間がかかってしまいますよね。

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※今後どんな暮らしがしたいか、予算、家族構成、希望の場所など箇条書きで良いので情報をまとめておくと登録時に楽ですよ。

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