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狭小住宅は意外と高い!価格相場と間取りのコツをまとめました

狭小住宅は意外と高い!価格相場と間取りのコツをまとめました
  • 狭小住宅は安く建てられる?
  • 狭小住宅の価格相場が知りたい。
  • 狭小住宅を建てるコツは?

こんな疑問にお答えします。

10坪前後の狭い土地に建てた住宅を「狭小住宅」といいます。

狭い土地を利用するので、とてもコンパクトな住宅になります。

家が小さいので価格は安くなるでしょ?と思いますよね。

実は、狭小住宅は一般的な2階建て住宅より1.3倍ほど価格が高くなることが多いんです。

この記事では、狭小住宅の価格が高くなる原因や間取りのコツ、メリット・デメリットを紹介します。

目次

狭小住宅の価格相場

住宅の価格

土地の大きさや場所、形状にもよりますが、狭小住宅の価格相場は1,500万円~2,500万円と言われます。

あれ?この価格だと2階建て住宅と変わらないんじゃない?そう思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実は狭小住宅は一般的な住宅の3割増しと言われてることが多いんです。

土地の面積は小さいのに、なぜ割高になるの?その理由を説明していきます。

狭小住宅の価格が高くなる理由

なぜ狭小住宅は割高になってしまうのでしょうか。その理由は、主に以下の3点が挙げられます。

  • 高さのある住宅は建築費がかかるから
  • 近隣とのトラブル防止対策に費用がかかるから
  • 追加の工事費がかかるから

それぞれ、説明をしていきます。

高さのある住宅は建築費がかかるから

3階建てんの家

狭小住宅は面積が小さい分、建物の階層を増やして生活スペースを確保することが多くなります。

平屋や2階建ては木造で問題ありませんが、3階建てや4階建てとなってくると強度が必要になります。

強度を保つために鉄骨住宅を建てることもあり、その場合はさらに価格が高くなってしまいます。

建物の高さが高くなると重量も増えるため、地盤改良工事が必要になることも。

2階建てでは免除されている構造計算が必要になることや、階段が追加で必要になるなど建築費が高くなってきます。

土地の面積が狭くなっても生活に必要なキッチンやトイレ、お風呂など必要設備は変わらないため設備費が安くなることもありません。

結果、狭小住宅は一般的な住宅より建築費が高くなってしまいます。

建築費用が高くなるポイント
  • スペースを確保するために、3階建てや4階建てを建てることが多くなる。
  • 建物が高くなると強度が高い材料を使う必要が出てくる。
  • 3階建て以上になると、構造計算が必要になる。
  • 3階建て以上になると階段の追加など、部材が増える。
  • キッチン、トイレ、お風呂などの設備は一般的な住宅と同じだけ必要。

近隣とのトラブル防止対策に費用がかかる

狭小住宅で多いのは、隣家と距離が非常に近い立地です。

この場合、隣家の窓と同じ高さにならないように工夫したり、騒音トラブルを避けるために遮音性の高い素材を使うケースが出てきます。

また、排水や屋根を流れた雨が隣家に入らないように、排水管や雨樋の設置にも気を遣う必要があります。

窓の位置による建物構造の設計や、遮音性の高い素材を使うことで費用が割高になっていきます。

割増の工事費がかかる

住宅建築の足場

隣の家が近かったり、狭い場所での作業は十分なスペースが取れないことが起きます。

足場が狭くても作業をしてくれる職人さんはいますが、割増費用を請求されるケースがでてきます。

また、道路が狭い場所では資材の運搬が一度に行えず何度も往復が必要になったり、場合によっては道路の一部封鎖などでガードマンを追加せざるを得ません。

このように一般的な住宅建築と違い、追加の作業費や人件費が上乗せされるケースが増えるため、工事費が高くなる傾向にあります。

ハウスメーカーや工務店によっては「狭小地差額(狭小地割増金額)」という名目で割増費用を請求されます。

狭小住宅を建てるコツ

狭小住宅を建てるには、いくつかコツがあります。

ここでは4つのコツを紹介します。

収納スペースを大きくしない

収納スペース

限られた空間に無駄な収納スペースを作りたくはありません。

必要な場所に最小限の収納スペースを設置しましょう。

家にある物で6カ月~1年使っていないものは処分するなど、思い切って整理をしてみるのも良いですね。

本当に必要な物を取り出しやすく、片づけやすい、そんな収納スペースを心がけましょう。

部屋のドアを引き戸にする

引戸

ドアは開け閉めのスペースを確保する必要があり、その場所には物が置けません。

引き戸であればすぐ横でも家具を置く場所が確保できるので、スペースの有効活用が可能です。

スキップフロアやロフトで空間を有効活用する

スキップフロア

一般的な2階建て、3階建てと違いスキップフロア(中2階、中3階)にすることで空間を有効活用できます。

見た目も広く感じられますし、使える場所も増えるので狭小住宅におすすめの間取りです。

縦の空間を利用したロフトも空間を活用できますね。収納や趣味の道具置き場など利用価値の高いスペースを造ることが可能です。

デッドスペースを活用する

トイレの収納

細い空間や階段下、トイレの上部など収納場所としてデッドスペースが利用できます。

ちょっとした収納スペースがあるのは便利ですが、あまり多く作りすぎると収納が煩雑になってしまうことも。

また、空間が狭く感じられることもあるので多く作りすぎないように気を付けましょう。

狭小住宅のデメリット

狭小住宅は土地の面積が狭いこと以外にもデメリットがあります。

それぞれ事前に確認をしておきましょう。

隣家との距離が近い

隣家との距離が近い

隣家との距離が近いため、窓を開けたときに隣人と目が合った。そんなことが起こらないとも限りません。

また、隣家から音が聞こえてくる、自分の家の音が聞こえてしまうと言った問題が起こってしまう事も。

住宅建築の時点で、窓の位置や防音性の高い素材を使うなど、隣家とトラブルが起きないように対策をする必要があります。

建物が高くなると上り下りが大変

吹き抜け階段

土地面積が狭いため居住スペースを確保するには、どうしても高さを稼ぐ必要が出てきます。

3階、4階と高くなるにつれ、階段の上り下りが大変になってきますね。

特にお年寄りと一緒に生活をする場合は、できるだけ低階層に部屋や水回りを設けるなど生活の導線を考えた設計が大切になります。

スキップフロアやロフトをうまく利用して、生活スペースを確保したいですね。

建築費が高くなる

狭小住宅は建物が高くなることによる強度アップや、工事を狭いスペースで作業するための追加費用がかかることが多く、建築費用が高くなってしまいます。

建物が高くなればなるほど強度が必要になり、鉄骨住宅を建てる必要が出てくるケースもあります。

一般住宅に対して、1.2倍~1.3倍の建築費用がかかると考えておきましょう。

狭小住宅のメリット

狭小住宅にもメリットがあります。

一般の住宅よりも大きなメリットになることもありますので、参考にしてください。

人気のエリアに注文住宅が建てられる

都心部

人気のエリアで理想的な広さの土地を買おうとしても、高額でなかなか手が出せません。

そんな中、面積の狭い土地なら価格的にも手に入れやすく、狭小住宅を建てることで利便性を優先することが可能です。

特に都心は通勤や生活に便利な環境が多く、狭小住宅を選択される方も多くなってきています。

固定資産税、都市計画税を安く抑えらえれる

住宅の税金

住宅を持つと毎年必ず「固定資産税」と「都市計画税」がかかります。

住宅一戸あたり200㎡以下の住宅用地のことを小規模住宅用地と言い、この部分の固定資産税が1/6に軽減されます。

200㎡を超える部分については、一般用住宅用地と言い、この部分は1/3に軽減されます。

狭小住宅を建てるときは土地面積を小さくし、高さで居住面積を稼ぐことで、固定資産税を安く抑えることができます。

住宅に住む以上、毎年かかる税金です。少しでも安く抑えられるように面積の確認はしっかりしておきましょう。

メンテナンス費用が抑えられる

普段の掃除はもちろん年末の大掃除や住宅の修理など、大きな住まいよりコストを抑えることができます。

将来、壁紙を貼りかえるときも面積が小さいため費用が少なく済むでしょう。

エアコンの買い替えが必要になっても大きなものは必要なく、コンパクトなエアコンで済ませることができますね。

日頃の掃除から将来のメンテナンスまで、いろんなところでコストを抑えられることが狭小住宅のメリットです。

狭小住宅が得意なメーカーを見つけよう!

狭小住宅は基本的にどのハウスメーカーでも建てることはできますが、得意・不得意があります。

特に狭小住宅が得意なメーカーとして以下の会社が挙げられます。

ハウスメーカー概要
積水ハウス性能が良い家が建てられる。
永年保証も魅力的。
タマホーム坪単価が45万前後と安い。
住友林業木造住宅に非常に強い。
ヘーベルハウス鉄骨が得意。
2階~4階建てに強い。
ミサワホーム蔵をテーマにした家づくり。
スキップフロアも作れます。
セキスイハイム雨の日の工事が無い。
工期がとても短い。

納得いく家づくりをするには、できるだけ多くのメーカーから資料を取り寄せることがポイントです。

各メーカーに狭小住宅が建てられるか、強みはどういったところかを聞き出して比較をしましょう。

紹介したメーカーの資料を集めるには、一括資料請求サービスにまとめて依頼をすると、とても簡単。

こちらの記事で一括資料請求サービスを紹介していますので、参考にしてみてくださいね。

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