こだわりの注文住宅を建てたと思ったのに、家の間取りで後悔している人が後を絶ちません。
YouTube不動産 調べでは、56.6%の人が間取りに後悔しているという結果が出ています。
間取の設計段階でこれからの暮らしを考えたはずなのに、なぜ後悔することになってしまうのか。
その答えは、多くの人がある程度のシミュレーションで間取りを決めてしまうからです。
間取りを決める時にしっかりと生活のイメージができていないと、いざ生活をはじめたときにギャップが大きくなってしまうんですね。
この記事では注文住宅の間取で後悔した、見落としがちな9つのポイントを紹介します。
注文住宅の間取で後悔しないためにも、ぜひ参考にしてみてください。
注文住宅で見落としがちな9つのポイント
間取りで見落としがちなポイントは以下の9つ。
- シューズクロークを作ったら、玄関が狭くなった
- 洗濯機を置く場所と洗濯物を干す場所が遠い
- バルコニーが狭い
- コンセントが使いたい場所にない
- キッチンが使いにくい
- 冷暖房効率が悪い
- トイレの位置で後悔した
- 隣家の窓と同じ高さだった
- 収納スペースが大きすぎた
どれも生活に直結する大事な項目ですよね。
見落としが無いように、それぞれチェックしておきましょう。
シューズクロークを作ったら、玄関が狭くなった
シューズクロークって憧れますよね。
普段使わないロングブーツや子供の長靴。カサやスポーツ用品など、すぐに持ち運ぶさまざまなアイテムが収納できます。
とても便利なシューズクロークですが、面積を広く取ると玄関が狭くなってしまうことも。
また、人が入る場所がデッドスペースになりがちで、想像より収納できないケースもあります。
どうしても玄関に靴を置きたくない、玄関に十分なスペースが確保できる。
こんな条件が無ければシューズクロークの設置はおすすめできません。
シューズクロークは通気が悪くなりやすく、ニオイがこもりやすいため換気扇や窓を設置することがポイントになります。
洗濯機を置く場所と洗濯物を干す場所が遠い
洗濯物は太陽にあてて乾かしたい!だれもが理想とする洗濯物の干し方ですね。
1階より2階の方が日当たりがよく、洗濯物が干せるベランダやバルコニーを設置する方が大半ではないでしょうか。
家族が増えると洗濯物の量も増えてきます。子供が小さいうちはそれほど多くないかもしれませんが、小学生以上になると服も大きくなり量も増えてきます。
水分を含んだ洗濯物は持ち運ぶだけでも大変です。ましてや、2階まで洗濯物を運ぶとなると重労働。
ほぼ毎日洗濯をすると考えると、洗濯物の移動がとてもストレスになります。
洗濯機と洗濯物を干す場所が同じ階にあることが望ましいですが、難しい場合は乾燥機の利用や室内干しができる環境が作れるか相談しておくと良いでしょう。
バルコニーが狭い
バルコニーが狭く、布団や洗濯物が干しづらい。
ただでさえ重たい洗濯物。運ぶだけでも苦痛でバルコニーは使わなくなった。
そんな状況になる人がけっこういます。
最近では、花粉やPM2.5の影響で洗濯物を外に干せない日も増えてきました。
また仕事や学校で家に誰もいなくなり、昼間は洗濯物をほしておけない家庭も多くあります。
このような状況から、部屋干しニーズが高くなってきています。部屋干し用洗剤も発売されていますよね。
部屋干しを実現するために、洗濯、干す、アイロンがけ、たたむまでが一連で行えるランドリールームを設置するのも一つの方法です。
バルコニーは防水設備や家の強度に影響が出るため、必要でなければ設置しなくても問題ありません。
バルコニーを外して部屋干しのスペースが作れるか、ランドリールームが設置できるかなどハウスメーカーと相談してみてください。
コンセントが使いたい場所にない
テレビやパソコン、掃除機や照明器具など、いざ家電製品を使おうとしたらコンセントが無かったということが起こり得ます。
延長コードを部屋の中に伸ばして使うこともできますが、見た目は悪いし邪魔になってしまいますね。
間取を考える時、どこにどんな大きさの家電を置くのか。
家電だけでなく、コンセントを使う機器はどのようなものがあるのかをリストアップし、効率のよいコンセント配置をしましょう。
私は熱帯魚を飼っていてヒーターやフィルター、エアレーションにコンセントが必要でした。
水槽を置きたい場所にコンセントが無く、泣く泣く違う場所に設置することになってしまいました。
このように、テレビや掃除機などわかりやすい家電は見落とすことが無いですが、趣味や普段あまり使わないものは見落としがち。
コンセントが必要な物はできるだけ細かくリストアップすることをおすすめします。
キッチンが使いにくい
ドラマに出てくるようなオシャレで明るいキッチンは魅力的です。
リビングにいる家族の様子を見ながら料理を作る。そんなイメージをお持ちではないでしょうか。
そんなキッチンですが、いい事ばかりではありません。
リビングにつながるキッチンは料理のニオイが広がりますし、テレビを見ていると料理の音が気になります。
料理をしている人からはリビングが見渡せるメリットがありますが、意外と使いにくいと感じている人が多いんです。
特に流行りのアイランドキッチンは面積が重要で、広い場所がないと使いにくいキッチンになりがち。
無理して狭いキッチンを作っても使いにくくなるだけです。
臭いはけっこう問題で、お肉やニオイの強い料理をしたあとはリビングにも数日間ニオイが残ってしまいます。
クローズタイプのキッチンにすることでニオイや音の問題は解決できますし、間取によってはパントリーも設置できます。
見た目の憧れだけでなく、キッチンの種類によるメリットとデメリットをしっかり理解しておくことが重要です。
冷暖房効率が悪い
冬は暖かく夏は涼しい。そんな理想の家だったはずなのに冷暖房効率がとても悪い家が建ってしまうことがあります。
有名なところで、リビングの吹き抜け。
リビングが広く感じ、2階の部屋から見下ろせるオシャレな間取りが造れます。
しかし、リビングの吹き抜けは冷暖房効率がとても悪くなり、毎月の光熱費が跳ね上がるとよく聞きます。
最近ではZEH住宅という断熱性能がとても高い家づくりが増えてきましたが、それでも通常の間取りよりも冷暖房効率は悪くなります。
吹き抜けを造る時は空気を拡販するためのシーリングファンの設置を行うようにしてください。シーリングファンの掃除の仕方についても確認しておいてくださいね。
家全体の冷暖房効率では、窓の大きさや断熱材のグレードが影響します。
2重ガラスの窓でもガラスを通じて熱が伝わりますし、枠がアルミ製であれば断熱性能が悪くなります。
窓を大きく取りすぎないことや断熱材のグレードを上げるなど、長く生活する家なので快適な環境造りを目指しましょう。
トイレの位置で後悔した
トイレを玄関の正面に設置すると、玄関を開けた時に外から見えたり、接客中にトイレの出入りがしにくくなってしまいます。
リビングのすぐ横にトイレを設置してしまう方もいて、トイレの出入りや音、ニオイが問題になることも。
寝室の真横や真上にトイレを設置すると、就寝時にトイレの音が響き渡りとても気になります。
リビングや寝室の間取りを決めてからトイレの場所を決めることが多く、結果的に使いにくいトイレができてしまいます。
生活の同線や音の問題、換気や湿気など、気を付ける点が多いトイレですが、間取の優先度が低くなりがち。
部屋の構造と共に、トイレの場所も優先度を高く考えましょう。
隣家の窓と同じ高さだった
空気の入れかえや採光のために窓を開けたら、お隣さんから丸見えだったことはよくある話。
人がいなくても見られている、または見ているように感じ、とても気になります。
窓の位置を変えることで避けられればベストですが、難しい場合はブラインドを取り付けるなど検討しましょう。
ブラインドはカーテンよりも風通しがよく、目線をさえぎるには最適です。
家の間取りをかんがえるときは、周囲の家や建物をよく見て設計を進めて行きましょう。
収納スペースが大きすぎた
収納スペースは大きければいいという物ではありません。
使う物がすぐに取り出せる位置に、適切な大きさで設置されていることがベストです。
収納スペースが大きすぎると居住スペースが狭くなってしまったり、煩雑に収納してしまうことにつながります。
収納をむやみに増やす事も問題です。どこに何をしまったか分からなくなってしまったり、無駄な物を買って浪費につながることも。
収納効率の良い大きさと場所を、生活スタイルから割り出して設置するようにしましょう。
全く後悔のない注文住宅を建てるのはむずかしい
全く後悔のない注文住宅の間取りを作るのは不可能に近いです。
小さなことでも必ずどこかに後悔することが発生してしまいます。
大切なのは、生活に支障がでるほど大きな後悔が起こらないようにすること。
事前にしっかり情報を持ち、生活イメージができていると後悔の量は少なくおさえることができます。
注文住宅をお考えの方は間取りで後悔した事例を参考に、生活のイメージを膨らませてください。
注文住宅でできる限り後悔しないために
注文住宅で後悔しないためには、自分の希望をそのまま叶えようとするハウスメーカーに要注意です!
間取で後悔しないために、しっかり指摘と提案をしてくれる信頼できるハウスメーカーに依頼をすることが大切です。
今までの実績から失敗談や問題点を教えてくれるハウスメーカーであれば、できる限り希望をかなえつつも家族の生活に合った提案をしてくれます。
誰がどこを一番多く使うか。家族それぞれがどんな生活をしているかなど、間取を考えるうえで重要な情報をハウスメーカーに伝え、プロの目線から提案してもらえるようにしてください。
信頼できるハウスメーカーを探す方法
注文住宅を依頼するにあたり、信頼できるハウスメーカーと契約することが何よりも大切です。
大手のハウスメーカーだからと言って、必ずしも満足いく家が建てられるとは限りません。
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